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当事者の目線で考える認知症。
2017年10月22日

「美容」と「認知症」というと、なんの関係が??と思われるかもしれませんが、お客様の中には認知症と診断されてる方も当店をご利用いただいてます。

 

(認知症に限ったことではありませんが、様々な方にご利用いただいてます。)

 

 

認知症というのを知った頃、世間一般的な情報は得ていましたがその情報は正確なものではなく、偏見を持たせる情報だったりします。

 
「認知症になると覚えられない」

 
「忘れちゃう」

 
「寝たきり」

 
「介護」

 

 
など、あまりいい印象がありません。
絶望してしまうような事ばかりが目立ちます。

 

 

ですが、実際に「認知症」と診断されてる方にお会いすると、そうでもない事がわかります。

 

たしかに忘れてしまう事はありますが、全部が全部ではありません。

 
誰しも忘れる事があるのに、「認知症」と聴いただけでへんなレッテルを貼り「あの人はできない人」と見てしまいがちです。

 

 

 

一般的にはそう見られてしまう認知症ですが、先日当事者の丹野智文さんのお話を聴いてきました。
若年性アルツハイマー型認知症と診断されてる方ですが、それが分かった時は39歳の時です。
発症されてから4〜5年経っていますが、見た目は認知症だと全くわかりません。

 
仕事もしていて、覚えられない事もあるのは本人も分かっているので仕事内容をひとつひとつノートに書きとめてそれを見ながら仕事をしています。

 

 

 

認知症になったら何もできないというのは全く当てはまらず、講演会で登壇されたり同じ症状の人が一歩踏み出せるきっかけをつくったりする活動もしていたり…
と、活動されてる事はたくさんあります。

 

 

 

今まで常識とされてたものはなんなのか??

と思うほどいたって普通の人です。

 

 
丹野さんがおっしゃっていた中に「環境か一番大事」とありました。
サポートするのではなく、パートナーで同じ目線でできない事を一緒にする事が大事だとありました。

 

介護は重度になってから。
できる事を奪わず、できない事を責めず、待つ。
失敗した事は分かっています。
心配かけないためにしゃべらなくなりますが、それは、「しゃべれないので」といわれちゃうからしゃべらないだけです。

 
こういった様々な事でできることを奪ってる場面がたくさんあるので、パートナーして一緒に目標を達成する事を忘れてはいけません。

 

 

認知症は誰でもなる病気です。

恥ずかしいことでもありません。

 

 

 

今回のお話で一貫していたことは、「環境」。
意識はしてましたが、改めてみようと思いました。

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