先日我孫子にあります、特別養護老人ホーム久遠苑さんで開催されてた公開講座に参加しました。
『希望が生まれる施設環境創り 〜発想の転換と習慣の打破〜』のお話。
先月も講師の先生のお話は聴く機会がありましたが、もう一度聴いて更に理解が深まったような気がします。
今回もお風呂を嫌がるのはなぜ?
どうやって連れて行く?
という話がありましたが、お誘いする側が警戒させる行動などをしているからそこから見直そう。というお話がありました。
・職員の服装でばれる
→お風呂の時にしかみない服装になってる
・「一番風呂ですよ〜!」と声をかける
・物事をさえぎる
→順番が来たからという理由で今やってることを中断させて連れて行こうとする
「たしかに、見たことある」と思いました😅
お風呂前になるとさっきまでの服装とは違う格好になってたり、
どうにか連れて行くのに風呂場方向に行かせるように誘い出したり。
要は、騙しながら連れて行くのが初めは良いかもしれないが、次第に通用しなくなりより高度な話を持ち出さないといけなくなる。
いくら認知症とはいえ、わかっているし、覚えてる事もあるし、区別ついてるし、見てもいます。
私の身近でも認知症と診断されてる人で、同じ事何回も聴いてきますが、聴き方が変わってくる様子を見たことがあります。
「◯◯はどうしたの?」
「もう◯◯年前に亡くなったよ」
これがしばらく続き、
「◯◯はもういないのか?」
と聴き方が変わった事がありました。
講演でもありましたが、その方の気持ちを無視しないことが大事だと。
それなりにいろんな方とお会いしてますが、ホントにそうだと思います。
で、以前にも書いた音楽に関して。
かける音楽も「昔の曲かけなきゃ」と思われがちですが、
「昔の曲とは何?」となります。
60代の方もいれば、90代の方までいると、30年近く年が違うと幅が広すぎてドンピシャに当たりません。
なのでこの時は、スマートフォンからすぐ流せる曲にして無音状態を作らない様にしてみました。
きっと今まではテレビがやっててくれてたのでしょうが、見たいとも言ってないし、部屋でテレビ見てる事がほとんどな方もいるので、私もテレビ無視😜
なぜそれをやる必要があるのか、
どういう効果があってやっているのか、
など今まで当たり前にやってた事が実はいらない事だったりするのもあるので、
「発想の転換と習慣の打破」と講習のタイトルにあるんだと思います。
意味のないこと…。
私達の仕事でもあるか…??と振り返ってみようと思いました。