昨日も仕事の後、講習会に参加して来ました。
新橋で行われた在宅医療カレッジ
『多死社会の処方箋 -在宅医療による医療介護イノベーション-』
に参加して来ました。
こちらへ参加するとほとんど医療関係、介護関係の方がほとんどなのでたまに話しが難しい時が…、
専門用語はわからないですが、自分に必要な事は耳に入るので難しいと思っても、とても勉強になってます。
・多死社会の今、『生き方』と『逝き方』を考える
どこで最期を迎えたいのか、
「やりたい!」と思った事ができるか
・在宅医療は『自分らしく生きる事を支える医療』
「治す医療」ではなく「支える医療」
医療というと「治してもらう」というのが私達の中に当たり前にあるのが多いと思います。
ですが、治せるものは治してもらえますが治らないものもあります。
治らないなら病院にいてもしなくてもいい治療を続けるだけ。
それなら居たい場所で好きな事をできるように、
医療でも『治す』ではなく『支える』事が大事だといいます。
・多職種の連携
食の支援は究極の多職種の連携。
例えば、誤嚥性肺炎。
一度かかってしまうと絶食の指示が出ることが多く嚥下(えんげ 飲み込む事)ができなくなってしまいます。
誤嚥性肺炎は誤嚥をしたことによってなってしまう
というわけではないです。
誤嚥をしたことによって細菌が肺に入り肺炎を起こしてしまう事
なので、誤嚥を繰り返していても必ず誤嚥性肺炎になるとは限らないのです。
私達でも食事中むせた経験がある人も多いと思いますが、それくらい頻繁に起きてます。
一度誤嚥性肺炎になったからといって絶食してしまうと飲み込む事ができなくなって食事が取れない
体力がなくなる
点滴が外せなくなり自由がなくなる
一例ですが、そうならない為にも食事を取るということは大事です。
食べやすいように刻んだもの、すりつぶしたものなどは初めはいいかもしれませんが飽きがきます。
食欲もなくなるので今では見た目が普通の食事と変わらない見た目のものがあるのを紹介していました。
以前テレビで見かけたのが見た目変わらないけど魚介類なんかもスプーンで潰せるくらい柔らかく加工してるものを見た事があります。
やはり見た目が普通の食事なので残す人も少ないみたいです。
栄養管理、調理なども大事な連携なんだと思います。
・在宅医療を始めるのに必要な事
『不安をいかに取り除くか』
病院にいれば「何かあったらすぐ対応してくれる」という家族の安心感もあると思いますが、その逆に在宅医療だとその辺りの不安もあると思います。
不安な事がないようによく相談する。
きちんとした所は在宅医療を片手間ではやっていません。
24時間対応もあります。
私もいつ介護をする側になるかわかりませんが、まだピンピンしているうちにちょっとずつ今後の事は話してます。
まだ私が「こういう事もできるんだからね」と提案してる側ですが、「○○はしたいなぁ」
と言われればできる最善は尽くすようにしたいと考えてます。
やはり「子供には迷惑かけないように」と考えるのもあるようなので親のありがたさも感じながらいつその時が来てもいいように準備はしておこうと思います。
『備えあれば憂いなし』
という感じで。