昨日は訪問美容でお店を空けていましたが、終わってからシーティングセミナーに参加してきました。
シーティングとは車いすに正しい姿勢で座れるように(という表現で良いのか…)するものですが、私は以前から車いすの方をカットする時、ずり落ちて腰で座ってる方を見かける事が多々ありました。
正直、カットはしづらいです。肩が背もたれの中にあると後ろが切れないからです。
そんな時知ったのが「シーティング」です。
ただし、私はシーティングの技術があるわけではないので、どうしてずり落ちちゃうのか、正しい姿勢を保つには?ということが今回のセミナーに参加してわかるようになりました。
初めに聴いたのが、
障がいがあってもケガする前と何も変わってない。
目標を変える必要はない。
同じ方法ではできないが、どんな方法がいいのか、道具を使えばいいのか、一緒に考えよう。
と言われたとお話がありました。
道具を使うのは同じスタートラインに立たせること。使わずにいることがかえって介護が必要になってくるので道具を使うのは大事です。
日本では道具を「福祉用具」と言いますが、海外では「支援機器」と言うそうです。
使う方に合わせて設定、調整をし、姿勢を改善して、残存機能を最大限活かす、二次障害(褥瘡、円背など)を予防する物。
なので支援する物として考えられてる様です。
車いすに1日中座れることができない、体が曲がってきてるというのは「しょうがない」と諦めるものではなく、改善できるものです。
悪い姿勢のままにしておくと残存機能が低下して、介護をしている皆さんの負担が増えるだけになると思います。
お子さんであれば体が動く柔らかいうちにしておかないと悪い姿勢のまま体が固定されてしまうので早ければ早い方がいいとの事です。
お子さんこそ、体に合わせた車いすが必要で、子供の時の車いすを10何年経っても調整しながら長く乗れる物があると紹介もありました。
なので車いすは人を運搬する物ではなく、「生活の場」だと言っていました。
ベットには高額な費用をかけて快適にしていても、車いすは軽視してる人も多いようです。
車いすも同じようにかけるところにはかけると逆にベットは以前から使用してるベットで充分な人もいるみたいですよ。
車いすを体験で乗ってみたりするくらいしか使ったことがありませんが、とても大事な物なんだということがよくわかりました。
私ができる事あるかはわかりませんが、以前に読んだ本をもう一度読み直してみようと思います。
この本は当店においてありますので、いつでも読めます😊