今日は美容室が終わった後に松戸でありました、
『老いても病んでも地域で暮らし続けるための在宅医療』
を聴いてきました。
初めに、
「”地域を病棟”ととらえる」
のいうお話がとてもわかりやすかったです。
- 自宅が病室、道路が廊下
病院でも、病室で手術しないし病室でできないことはそれをする部屋に移動するから在宅でも病院でも同じこと
と言ってました。
在宅医療とは、
『生活の視点』と『軌道』がポイント。
その方の生活の環境や日頃の傾向を常に周りが気にしていないと同じ事の繰り返しをしたり必要のない薬の服用が出てきます。
例えであったのが、
①
- 毎年冬になると肺炎や気管支喘息で入退院を繰り返す方。
- 一人暮らしの自宅は掃除が行き届かず、かなり寒い。
- 生きていくために環境が整ったところへ引っ越したら感染症も発作もなくなった。
②
- 認知症の周辺症状に対して向精神薬を処方し体が硬くなり誤嚥性肺炎を引き起こした
- 周辺症状が便秘だとわかる
- 「○日目になるとそわそわしてくる」という事がわかり対処できるようになった
- 薬が減量できた
症状だけを見て治しても根源にある生活から見ていかないと何も解決しません。
生活する上で、食事、排泄、睡眠、移動、清潔、喜びもみる事が大事。
私なら「清潔」と「喜び」ならお手伝いできるかな?
と思いました😊
その他に、がんや内臓疾患など病気になれば徐々に症状が悪化します。
その間急に弱る時(肺炎や脱水、骨折などなど)を早い段階から対処できるようにするのが大事。
悪化を(負の傾き)を緩やかにさせるには、
- 考える、感じる
- 移動する
- 食べる
これらが衰えたり減ったりすると体が弱る原因になります。
これを医療側と介護側が力を合わせる事が大事で、「多職種連携」になるんだと思います。
介護でいえば、自宅でご家族が食事の介助をする際、通常椅子に座って食事をする姿勢でさせていない為誤嚥性肺炎を起こす事があります。
車イスに座った状態(足が浮いてて背もたれに寄りかかり上向いてるなど)
で食事してると誤嚥しやすくやります。
こうさせない為にも家族への指導も必要になってきます。
認知症に関しては、生活習慣病をいかにコントロールできるかが大事になります。
多くの先生方がおっしゃってるのが「運動」だそうです。
がん治療は早いうちから支援し、
「二人主治医制」で化学療法をしてるうちからかかりつけ医を構えておく
化学療法をする病院医師とかかりつけ医の間で柔軟な対応ができる
という話もありました。
何でも「連携」って大事ですね。