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行きつけの所に行けない。
2019年8月21日

美容室とは。

 

髪が伸びたから行くところ。

 

 

長いと結ばなきゃいけない。

耳にかかるとうっとうしい。

白髪が目立ってきた。

パーマがだれてきた。

 

 

などなど。

 

 

他にも、頭皮や髪をメンテナンス目的であったり。

 

 

 

これって誰もが何かしらで美容室(理容室)に行く理由になってる事だと思います。

 

 

 

でも、最近お客様から聴くお話しです。

 

いろんな方からお聴きしたお話しを要約すると、

 

 

「髪が伸びたから行ってるのに、断られる」

 

 

という現象が起きています。

 

 

 

聴いていると、お客様の感じてる、体験してる内容もわかる。

 

 

当店は美容室なので店側の気持ちも考えてみると

「きっとこういう事なのかな~」なんて考えたりもします。

 

 

 

 

 

それはどういう現象かというと…

 

美容室へ行く時は基本元気な時に行く事がほとんどだと思います。

 

ちょっと体調が悪かったらキャンセルするか予定変更してもらうか。

 

 

この考えは病気やケガなどしてない、日常生活を送る上で特に困った事がない方々の行動。

 

 

これが、病気やケガで入院していて、退院時に車椅子と一緒に退院。

しばらく車椅子での生活をしていてもいずれ使う必要がなくなる方や

ずっと車椅子の方もいます。

 

 

歩く事が出来ても麻痺があったり、ゆっくり歩くようになってるかもしれない。

 

 

うまく喋れない方もいるかもしれない。

 

 

 

 

こうなった時にお客様は行きつけの美容室で「断られる」という体験をしてます。

 

これは、直接言葉で言われなくても態度で感じたという方もいます。

 

 

 

「やっと髪が切れる!!」

 

と楽しみにして行ったのに…。

 

 

 

 

そういった方々も当店にいらっしゃいます。

 

 

 

 

問い合わせを頂いた時は、

「こういう状態ですが、できますか?」

 

と少々遠慮があるような聴き方をされます。

 

 

 

「どうやったら出来るのか」で行動してるので

お客様の困ってらっしゃる事は大体解決できます。

 

 

特別な事をしているわけでもありません。

 

こちら側の「常識」を当てはめないだけ。

 

 

 

せっかくお客様にキレイになってもらうために技術を磨いたり

セミナー参加してる美容師さんも多いと思いますが、

それを自ら発揮しないで断ってる。

 

ちょいとおかしな話。

 

 

 

当店にいらした方で、

「やっと母にパーマをかけてあげる事ができました」

と涙した方がいました。

 

1年半かかったようです。

 

 

 

当店はお客様が喜んでくださったのは嬉しいのですが

なんと表現したらいいのか、

 

なんかもどかしい、なんでだろう、申し訳ない、ごめんね、…

 

喜んでもらえたのにモヤモヤが残りました。

 

 

 

でも、「訪問を依頼する」という事にならず、美容室を探し続け

お客様がいつものように美容室に行くというのに関われたのは

喜んでます😌

 

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