おかげさまでkikiも4年半を迎えており、
日々の早さを感じています。
多くの方にkikiへご来店、依頼していただき
感謝しております。
最近、ブログを見返していてふと、
外に出している黒板に書いてある事を
改めて見直してみようと思い
少しずつ書いてみることにしました。
まず、外に出している黒板ですが、
こんな感じです。
雨が降ると消えちゃうので天気の良い時だけ。
時たま、
「雨が降るっていうから出さなかったのに、
結局雨降らなかったじゃん…😩」
なんて日もあります。
最近の理美容室は、
「車椅子のままでも入れます」
とうたっている所もあります。
kikiでももちろん👍
実際車椅子のままカットしたり、
移動出来る方には当店の椅子に座り変えてもらい
仕上がるまで立つことなく
スタイルを仕上げる事ができます。
それが、初めに書いてある
『車イス、歩行器を使っている』のご説明。
これは、何度説明してもなかなか伝わりにくい所。
憶測ですが、「美容室はこういうもの」というのが
お客様、美容師にあると思います。
「カットとシャンプーは別の場所でするもの」
という事。
それを1ヶ所でやってしまっているのがkiki。
床屋さんでやっている、
カットしたらそのまま前かがみでシャンプーしてるやつ。
の仰向けバージョンみたいな感じですかね。
これが、言葉で言ってもなかなか伝わらない…😑
なので、訪問先ではアルバムにしているのでそれを見せて
kikiの店内を見てもらってます。
訪問の依頼でかかってきたお問い合わせについて、
「当店でしたら、問題なくできるのでお店でやってみませんか?」
と、状態を伺った上で提案したりしています。
お互い電話でのやりとりだと伝わりきれない事もあるので
訪問した際アルバムを見せると、次回予約の際店に行くと言う方も多くいました。
やはり、今まで歩行に問題がなかった方が器具を使ったり
車イスを使う様になると急に
「できない人」と思ってしまうのか、
「外は歩けない」と言う方もいます。
大丈夫。
通院、デイサービスに行っているのであれば、外出はできています。
ちょっとした配慮や「行こう」「行きたい」という気持ちがあれば
美容室に行くことは可能なはず。
その想いにkikiは応えたいので、この様な1ヶ所でできる場所を用意して
今まで通り美容室に通えるようにしています。
こう言ったのを『バリアフリー』という方が多いですが、
kikiではこだわって『ユニバーサルデザイン』という言葉で
kikiを紹介しています。
その違いって??
という方のために説明💡
バリアフリーとユニバーサルデザインは何が違うのかというと、
それは思考の出発点。
バリアフリーは
高齢者や障害者に配慮し、生活の中で不都合となるものを排除しようという考え方。
ユニバーサルデザインは
障害のあるなし、性別、年齢などに関わらず、
「いろいろな人が利用しやすい様に作られたもの」
の事を呼ぶ。
対象者が
「高齢者・障害者」なのか、「全ての人」なのかで区別するとわかりやすい。
美容の経営PLAN 2019年7月号より抜粋
↑↑↑
ちなみに、抜粋したページは、
当時別の本で取材で来ていた編集長が、
「雑誌の特別企画で載せたい」となり、
急遽計4ページkikiが載った雑誌でもあります✌️
このユニバーサルデザインは、店の造りもそうですが、
配慮や工夫、人の思いやりでもユニバーサルデザインというのは考える事ができます。
なので、
「kikiは車イスや歩行器を使っている人を主にやっているのね。」
と思うのは間違いで、
「車イスや歩行器を使っていたって何が問題なの??
うちはいつでも待ってるさ!!」
という感じです。
なので、
人生の最期を迎える時まで、
人によっては生まれつき障害や病気があり
理美容室を知らない子供、大人の皆さんにも
理美容室という非日常の空間でキレイになってもらう経験を
してもらいたい。
そして、
「あそこに行けばできるから」
と安心してもらえる場所になれたら。
と思ってkikiは皆さんを待っています。
またいつか、他のお話も書きますね。