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VRで認知症疑似体験。
2017年9月24日

先日、初めてVR体験をしてきました。

 

 

 

 

VR(バーチャルリアリティ)。

大きなゴーグルのようなものをつけて前後左右の映像が映し出されてその場にいるような体験ができるものですが、今回はそちらを使って認知症疑似体験をしてきました。

 

 

 

認知症の症状はいろんな場所で聴いた事ありますが、体験するというのはなかなかできないもの。

 

 

「風邪ひいて辛い」と聴けばほとんどの人が体験してるのでその辛さはわかるので、

「大変だね」と返すことができると思います。

 

ですが、

「認知症で…」というと、認知症になった事がないので理解しがたい人がほとんどだと思います。

 

 

今では認知症と診断されてる本人が講演会や本などで自分の言葉で発信されてるので、一昔前に言われている「認知症の人はすぐ忘れちゃう、覚えてない」などの本人から発信されてない言葉が一般的に浸透していましたが、今は「そうではない」というのが知られてきています。

 

お客様とお話していても、

「認知症の人って、すぐ忘れちゃうでしょ?」

 

って当たり前に出てきます。

 

 

 

 

で、今回VRを使って認知症疑似体験が出来るということで行ってきましたが、

初めの映像が高層ビルの屋上の柵がないところに立ってる映像です。

 

これは実際にデイサービスを利用してる方が車から降りる時に感じてることのようで、そのまま映像化したものでした。

 

 

 

「大丈夫ですよ、右足を一歩出してみましょうか」

 

と映像内の横にいた女性に言われますが、

「一歩出したら落ちるよ!!」と思ってしまいます。

実際の映像でも出すことが出来ません。

 

 

「僕も一緒にいますから」

 

と別の方もいいますが、

「何が大丈夫なんだ!?!?」

 

 

とビルの屋上に大人が3人、しかも落ちそうな所にいるのに

「大丈夫…って?わからん、怖い…」

 

って正直思いました。

 

 

 

「これが普段感じてることなんです」

 

と話があった時に「やみくもに「大丈夫ですよ」なんて言ったらダメだ」と思いました。

 

 

 

認知症にもアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症(レビー小体病)などありますが、今回は先ほどのアルツハイマー型認知症とレビー小体病の二つを見ました。

 

 

レビー小体病は、幻視や幻聴があるのでその様子が映像になってましたが、「はっきり見えてるけど、でも違うものなのか?あっ、消えた…」

というのがしばらく続きました。

 

食べ物に虫がいたりして、いくらすすめられても食べられません。

 

 

「こんな思いしてるんだ…」と初めて知りました。

 

 

 

 

映像は当事者本人にも見てもらい、「いつもこんな感じです」と言われたようです。

 

 

 

 

「相手の気持ちに寄り添う」というのも、この体験があるのとないのとでは変わってくる人もいるんだろうなぁと思いました。

 

 

 

なので、体験できる機会があれば参加してみると良いと思いました。

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